米中首脳会談で温暖化ガスの削減?で合意

オバマ大統領と習近平主席は延べ9時間に渡る首脳会談をおこなって、温暖化ガス排出削減で合意しました。

合意の内容は、米国は2020年以降はCO2の平均的な排出削減ペースを倍加させて、温暖化ガスの総排出量を25年までに05年比で26%から28%削減する。

中国は2030年前後にCO2排出量がピークになるようにし、エネルギー消費に占める化石燃料の割合を約8割まで引き下げる。

 

 

これを「削減で合意」と言うのは、いかがなものでしょうか?昨日、少し触れましたが、地球環境に大きなマイナスの影響を与えている点で、二つの超大国はよく似ています。

 

今回の合意は、米国は2020年までは現在の成り行き以上の努力はやらないということですし、中国に至っては2030年(なんと今から16年間です)は温室効果ガスの排出を増やし続けるという表明です。

 

現在の両国の状況は、まさに垂れ流しです。日本や欧州と比較して温室効果ガス削減は容易です。また、その技術も資金も保有しています。「やる気」が無いだけです。

このたびの中南海での二人の抱擁は、地球にとっては辛いものとなりそうです。