ホールピペットの最後の一滴

ホールピペットをご存知でしょうか?

化学実験などで、100ml.以下の液体を精密に秤量するときに使います。標線は1本だけで、10ml.用のものは10ml. を量ることしかできません。中央部が膨らんでいて、標線のところが細いので、とても精密な秤量ができます。この秤量した液をほかの容器に移すときがに、最後の一滴が先端に残ります。

 

最後の一滴は、先端を容器の内壁に付けて静かに流し入れると習って、そうしていました。しかし、中央部を手のひらで温めて出すのが正しいという指摘を受けました。どうもホールピペットの最後の一滴は絞り出すのが正解のようです。

 

環境計量の世界では、この一滴が実際のデータに影響するというわけではないですが、いろいろ細かいところで違いがあるものだと思います。