5S活動・・”綺麗”で”美しい”現場が、強い工場、安全な職場

5S活動とは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの、5つのSのことです。

 

製造工場のは、すべての活動の基本になるのは「5S活動」です。

簡単に言えば、儲かっている工場・事故の無い工場の現場は”綺麗”です。化学工場や鉄鋼関連など、粉塵や油にまみれる仕事であっても、操業開始から半世紀が経っている古い工場でも、強い現場は等しく”綺麗”で”美しい”です。

 

何故、”綺麗”なのか、”美しい”のかと言うと、現場で働いている人が、自分の手で、整理・整頓・清掃・清潔・しつけを実践しているからです。

中国や東南アジアの国々の工場では、清掃する人を別に雇って、現場の人はオペレーションだけという場合が多いです。(この習慣を覆すのは、日本資本100%でもなかなか難しい。)

確かに、床などは大きなモップでいつも掃除されているので、きれいと言えばきれいなんですが、日本の優れた工場の”綺麗”や”美しい”とは、明らかに違います。

 

現場で働く人が、自分の仕事に誇りを持って、一つ一つの機械や装置を大切に扱い、工場の細部に目を配りながら5S活動をするからこそ”綺麗”で”美しい”工場が出来上がります。自分の手で清掃するから、僅かな油漏れや、異音、摩耗などの小さな異常に気付きます。早めの処置ができるので、仕事はどんどん楽になります。

こういう工場こそが”強く”て”儲かる”工場であり、事故の無い、安全で快適な職場になります。