雪舟ゆかりのまち・・2020国際雪舟サミットを山口市で?

福岡県川崎町の「魚楽園」という庭園を訪問しました。雪舟が築庭したと伝えられています。

 

仏通寺(三原市)
仏通寺(三原市)

雪舟の足跡を現在の地名で簡単に追うと、1420年に岡山県総社市に生まれて僧になったが画才に恵まれ(涙でネズミの絵を描いたお話)、17歳から京都市で絵の修業をし、足利将軍家の庇護を受ける。その後、乱世を逃れるため、大内氏を頼って山口県に移る。大内氏から中国留学の機会を与えられ、能力を一層開花させる。山口に戻ったのち、大分県に画房を開き北部九州各地を歩く。その後、島根県益田市に移り86歳の長寿を全うした。

 

雪舟が通った後には、数多の画とともに庭園が残っています。雪舟(雪舟の画)は日本だけでなく、広く海外にも知られています。もう少し言えば、葛飾北斎(北斎の画)と同じく、日本より海外のほうで有名かも知れません。

1956年にユネスコが「世界の十大文化人」というのを決めたなかに入っているくらいです。(ほかの9人は、レンブラント、ハイネ、モーツァルト、イプセン、フランクリン、ピエール・キュリー、バーナード・ショウ、ヤーリ・ダーハ、ドストエフスキー)

 

雪舟ゆかりの街が「雪舟サミット」を不定期に開催しています。山口市が幹事のようで、直近では、昨年に岡山県総社市で開かれています。

 

東京オリンピックが開催される2020年は、雪舟生誕600年の節目の年ですから、今から準備を始めて盛大な「国際雪舟サミット」を山口市で開くことなんてどうでしょうかね?

中国:北京市・寧波市、アメリカ:ボストン市・ロードアイランド市、フランス:パリ市など、世界の雪舟ゆかりの街からの参加があれば、楽しいと思っています。