戦後初めてのデング熱の国内感染者

代々木公園でダンスの練習をしていた学生さんがデング熱に感染しました。海外渡航が原因でない感染者は 戦後初めてのことです。

 

東南アジアではデング熱は熱帯地域では、よくある感染症で年間数千万人が罹ります。致死率がものすごく高い病気ではありませんが、特効薬がなくて対処療法しかありあません。

 

現在の日本にはウイルスが存在していないので、熱帯地域に旅行した人が帰国して発症するだけでした。デング熱は人の生活域にある水溜りで繁殖するヤブ蚊が媒介しますので、東南アジアなどの人口増加と都市化に伴って発症が増えています。


もう一つの心配として地球温暖化があります。日本でデング熱を媒介するヤブ蚊は以前は東京あたりが北限でしたが、最近は秋田県や宮城県くらいまで広がっています。

世界中で同じ状況で、WHOは温暖化によって世界人口の40%がデング熱に感染する可能性があると警告しています。
地球環境問題の一つの側面でもあります。