日本が京都議定書COP3の目標を達成したのを知っていますか

日本は、温室効果ガスの削減を約束した京都議定書COP3の約束を達成しました。

 

何故か、全くニュースになりませんでしたが、今年7月1日に政府の地球温暖化対策推進本部がCOP3の目標達成状況を報告しています。

「京都議定書目標達成計画の進捗状況(2014.7.1)

 

京都議定書のおさらいです。

1997年に京都で開かれた国連気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)のことで、地球温暖化防止のためのルールを定めた初の国際条約です。長く、米・中・露が参加せず発効できなかったのですが、ロシアの参加を得て紆余曲折の後に2005年に発効しました。08~12年の第1約束期間に先進国全体で温室効果ガスを90年比で5%(日本は6%、EUは8%)削減することを義務づけたものです。

 

上の報告によれば、日本の目標達成状況は、8.4%の削減となり目標を達成しました。11年の東日本大震災以降のエネルギー供給の問題(原発から火力発電への転換)があったので、とても意外な結果のように思われますが、08~10年の前半3年の貯金があったということです。しかし、ありとあらゆる施策を実行して達成していることは十分に評価されると思います。 

 

13年~20年が第2約束期間として設定されているのですが、残念ですが日本は参加を見送りました。