「環境に適応した会社が生き残る」って、本当でしょうか?

「強い会社が生き残れるのではない。環境に適応できる会社が生き残るのだ。」とよく聞きます。

 

これは、ダーウィンが進化論で言った言葉とされています。よくセミナーなどで講師の人が言われますが、かなり違和感があります。

その時代の環境に適応できた会社だけが生き残った社会なんて、ぜんぜん面白くないです。

 

自然環境の分野で、最も注目を浴びているテーマは生物多様性の保全であり、生態系の多様性の維持です。社会環境の分野でも、大国の衰亡が文化の多様性の重要性を明らかにしました。これが、国連の文化多様性宣言につながりました。企業においても、ダイバーシティーが重要です。

 

現実には、環境に適応した会社だけが生き残るわけではありません。不適応であっても、存在する価値がある会社は多いですし、長寿企業にはどうみても環境に適応して変化なんかしていない会社が、しっかりと継続しています。

ちょっと誤解される表現かもしれませんが、乙武さんは「五体不満足」だけど(だから)、日本や世界にとって大切な存在です。

 

さあ、「会社多様性宣言」をしましょう!