火力発電所の老朽化・・半分が耐用年数を超えている

原子力発電が止まって3度目の夏を迎えました。原発無しで大丈夫の機運です。

 

電気は、仕事や生活に欠かせないエネルギーです。 太陽光発電所があちらこちらにできて、再生可能エネルギーが増えています。とても好ましい変化で、更に進んでいくことを期待しています。


しかし、自然エネルギーは密度が希薄ですし、天候次第で当てにならないところもあります。現実の日本のエネルギーは、原発の停止によって、火力発電による電気供給が全体の90%(水力8%・新エネ2%)と大半を占めています。

私は化石燃料の使用と地球温暖化には関係があるという仮説は正しいと思いますので、憂慮しています。

 

そして、今のところは電力が足りているように思えます。しかし、火力発電所の老朽化という問題が忘れられています。

地元の中国電力さんで言えば、水島1号機(LNG)が昭和36年の運転開始から53年を経過しています。その他に、一般に耐用年数と言われる運転開始から40年を超える火力発電所は8基(合計9基)あります。

現在稼働中の中国電力さんの発電所は18基ですから、半分が40年を超えていることになります。また、平成になって稼働した(つまり稼働後26年以内)のは、柳井の1号・2号と最新鋭の三隅(平成10年)の3基だけです。

 

老朽化していても、設備の保守や部分更新で対応されており、今後も安全に稼働すると思いますが、やはり心配をしています。