エネルギー保存則について

エネルギーの語源はギリシャ語「en・ergon」=「in work」。「仕事をしている」という意味だそうです。

 

エネルギーには種々の形態があります。主なものは、力学エネルギー・電磁気エネルギー・光エネルギー・化学エネルギー・熱エネルギー・核エネルギーの6つです。

 

エネルギーという概念は、「エネルギー保存則(第一則)」が人々に普遍的な法則として受け入れられたことで確立しました。

つまり、6つのエネルギー相互間の変換が可能で、その際にエネルギー量が保存される(=変わらない)ということです。

 

 

これを突き詰めると、宇宙のエネルギーの総量は永遠に変わらない。但し、エネルギーは変換されるうちに、質の低いもの(熱)に変わっていくということになります。その最後は、宇宙の「熱的死」です。

これが、「エントロピー増大の法則(第二則)」として知られている法則です。

 

企業でも、エネルギー(「仕事をしている」)の総量を増やさないと、エネルギー(「仕事」)の質が徐々に低下していきます。事業拡大ができない状況では、人は時間はかかるが成果の上がらない仕事に移っていきます。企業にとって、成長が必要な理由です。

 

ここで、核エネルギーだけは「質量とエネルギーの和」が保存されるので、エネルギー保存則の例外です。(アインシュタインのE=mc^2です。)

 

原発は危険だからと反対しても構いませんが、企業では危険なくらいに活発な社員がいても外したりしないで、活用していくことが必要なのかも知れません。