石橋美術館からの撤退 

石橋財団は、福岡県久留米市の石橋美術館から撤退すると発表した。

 

東京のブリヂストン美術館に移転する計画で、久留米市民に衝撃が広がっています。

 

石橋美術館は石橋財団(BSの創業の石橋家)が建設して久留米市に寄贈したもの。収蔵品も全て石橋財団の所有で、運営も同財団が受託。建物は久留米市が同財団に無償貸与です。

 

ちょっと無い形式の運営ですから、久留米市がBSに甘え過ぎていたという指摘があります。

入館者は年間約5万人だそうです。入場料が一般500円ですから、年商2000~2500万円でしょうか。対して、経費は年間1億7000万円だそうです。

 

ちょっと変な話ですが、地方の公立施設が生き残るためには、身内の公務員とその関係者の利用があるかどうかだと思います。

 

 

例えばですが、市の人口が約30万人で、市役所の職員が1700人。その他の公務員合わせて6400人。家族を含めると1万5000人。さらに、小中学生が2万8千人で、父兄を合わせて9万人。(児童生徒の父兄を身内と言うのは、不謹慎ですが・・。)

合わせて11万5000人を毎年1回の頻度で、美術館に誘導するというのはどうでしょうか?不謹慎ついでで言えば、別に芸術鑑賞でなくても構わないです。

 

集客を見込める企画展は高額の費用が掛かりそうです。ステータスを考えなければ、こちらのほうが経済的でしょう。