SWOT分析のW <それ、ほんとうに弱みですか?>

SWOT分析では、W(弱み)に一番注目します。

 

経営診断では、SWOT分析を必ず実行します。そのとき一番注目するのは、W(弱み)です。特に中小企業の場合は、非常にたくさんの弱みが書き出されることがあります。

 

例えば、若年層の顧客が少ない・顧客情報がデータベース化されていない・量販店への販売ルートがない・運用コストが大手より高い・最近は売り上げが下降気味だ・・などが弱みだったとします。

 「強み」は他社と共通したところが多く、「弱み」こそがその企業の「特徴」というケースは多々あります。

 

この例では、若年層の顧客が少ないのは、中高年者向けに商品構成を絞り込むことができますし、売り上げが下降しているのは、棚替えがやりやすいと考えれば「強み」になります。