GW期間が終わっても山での遭難についての記事がたくさん出ています。
山での遭難ニュースでは、無謀・無計画・非常識といった形容が付くことが多いです。実際に、登山が規制されている山に登山届も出さずに入って遭難するという形容通りの事例もあります。この場合は救助に向かう人にも危険を強いるので、非難されて然るべきです。

ただ、ニュースででてくる事例のなかには、必ずしも無謀・無計画・非常識とまでは言えないケースもあります。
よく指摘されることとして、経験が十分では無いというのがあります。外国人の遭難では、日本のその山に経験が無いとか、よく知らないという指摘です。しかし、日本人の海外登山でも同じで、経験が無いから行ってみたいわけで、ちょっとスッキリしません。
高齢者の遭難では、経験はあっても、体力や技術への過信があったのではないかと言われます。統計的には、山岳遭難で高齢者(65歳以上)が占める割合は約50%です。とても高いように見えますが、登山者の5割が高齢者ということかなって思います。
山での事故は心が痛みます。本当に無謀・無計画・非常識な行動は慎むべきです。しかし、家でじっとしてもいられません。登山に限らず、どんなスポーツでも同じです。
野球やサッカーに挑戦してみて、肩や足を痛めるとか、怪我をするとかいったこともあります。挑戦にはちょっとした無理も必要と思います。山で亡くなった人も知っています。ランニングしていて、転倒して骨折した人を複数知っています。あまりに厳密な安全管理は、スポーツへの参加意欲を失わせるかも知れません。
もちろん、登山の場合は日常と離れた場所での事故になります。チャレンジする人は、救助に向かう人への危険まで考えて、しっかりした認識が必要です。
