アメリカでは救急車を呼ぶと高額な費用請求があるという話を聞きました。
15年前に当時のオバマ大統領によって、アメリカの医療保険制度改革が実行されました。いわゆるオバマケアです。これによって、アメリカ国民も安価な医療保険制度を利用できるようになっているものと思っていました。しかし、実態は未だ不十分なようです。また、さらにトランプ2.0で保険加入者の自己負担額も増加するようです。
「国際労働比較2025」によると、家計消費支出の構成比で医療・保険支出の占める割合はアメリカでは20.8%にもなります。アメリカより高齢化が進展している日本ですが、医療・保健支出は家計支出の4.3%です。世界の中でアメリカの特異さがよくわかります。
一般に所得水準が向上すると食料支出の割合が下がり、代わって住居費や教養・娯楽支出が増えていきます。エンゲル係数(エンゲルの法則)として知られます。このグラフでは、フィリピン・インド・タイの食料支出の割合が今はまだ高いことがわかります。
日本では住居・水道・光熱費の割合が26.0と高いです。イギリス27.7、フランス27.6、ドイツ25.5など欧州諸国と同水準ではありますが、この分野の支出割合をもう少し下げていければと思います。その解決策は、都市部への過度な集中を緩和することです。
