トランプ米大統領の指揮で米軍がベネズエラに軍事作戦を行い、マドゥロ大統領と妻を拘束して米国に移送しました。
昨年のノーベル平和賞をマリア・コリナ・マチャドが受賞しました。彼女は、ベネズエラの民主化闘争を主導している政治指導者です。ベネズエラ国内に潜伏して、出国禁止となっていたマチャドは米軍によってベネズエラを脱出してオスロまで運ばれます。オスロでのノーベル賞受賞スピーチで、トランプ大統領に支援への謝意を述べたことは大きな話題でした。トランプは念願であったノーベル平和賞を間接的に受賞したようなものです。

ベネズエラは20年余り続くチャベス政権・マドゥロ政権の間に国家の腐敗は進行して、国民生活が破綻に瀕しているようです。
この間に人口の1/4に当たる800万人がベネズエラから脱出したそうです。
2024年7月の大統領選挙では反政府派のゴンザレスが9割の票を集めマドゥロに圧勝しましたが選挙管理委員会はマドゥロ勝利の発表をしました。この不正選挙に異議を唱えた国民を逮捕し、多くの死者まで出したことは非難されるべきでしょう。
そうは言っても、トランプ大統領の行動はいただけません。いつかは実行すると予想されてはいましたが、最後の一線というものもあります。民主的、平和的な手法での解決策はなかったものかと思います。
ベネズエラと日本の関係は驚くほど希薄です。ベネズエラに長期滞在している日本人は30人余りです。日本大使館とかJICAの職員くらいのようです。対日貿易も輸出入合わせて120億円ほどで極めて少ないです。世界の国のなかでも、現政権のベネズエラは日本にとって最も関わりの薄い国と言ってもよさそうです。
その一方で、ベネズエラという国名には親密さを持っている人も多いです。
古くは阪急の名二塁手マルカーノ、ホームラン王西武のカブレラ、ヤクルトのペタジーニ、横浜で監督も務めたラミちゃん(ラミレス)など日本野球界を席巻しています。
日本だけでなく、MLBでもアクーニャJr.、ペレス、アルトゥ-ベ、アライズ、チョウリオ、スアレスなどオールスター級が製揃いです。
何とか早い時期にこの混乱が収束して欲しいと願います。
