消費者金融のテレビCMが目につきます。最大手のアコムの最新CMはたなかえいぞをと北浦愛、一つ前はEXILEの鈴木伸之と松本利夫にかまいたちの山内と濱家です。(敬称略)
プロミスはダウンタウンの浜田雅功と小野花梨、アイフルは大地真央と今野浩喜、SMBCモビットは竹中直人と小芝風花、レイクは千鳥の大吾とノブです。どの会社も気合が入っていますから、それだけ儲かるということです。
ちなみに、プロミスとSMBCモビットは同じ三井住友カードの兄弟会社なので、三菱UFJが親会社のアコムと2強とも言えます。レイクはSBI新生銀行グループで、アイフルは独立系です。

現在(2010年6月以降)、カードローンには上限金利が設けられていて、 10万円未満は年20%、100万円未満は年18%、100万円以上では年15%です。
カードローンの返済では、残高スライドリボルビング払い方式がとられるのが一般的です。この方式は、返済金額を借入金額に応じて段階的に変動させるものです。
例えば200万円を年15%で借りたとします。シンプルに毎月4万円を返済すると50回で返し終わるような気がしますが、借入残高に応じた利息が必要です。
1回目の返済では4万円のうち利息分が約2.5万円になるので借入金は1.5万円しか減りません。79回目(6年5ヵ月)で返済が完了して、返済した総額は約315万8千円です。115万8千円が利息で消費者金融側の儲けになります。
残高スライドリボルビング方式は、例えば借入残高が150万円を下回ったら毎月の返済を3万円に減らし、100万円を下回ったら2万円、50万円を下回ったら1万円といったように減らしていく方式です。返済が進むと返済負担が軽くなるというわけです。
この方式で200万円の返済が完了するのは、189回目(15年9カ月)で、返済する総額は392万1千円です。消費者金融側の儲けはどんどん膨らみます。
さらに、カードローンでは200万円の限度額は変わらないので、借り手側には返済額が減った分だけ追加で借入しようという動機づけがはたらきます。返済額が月2万円に減ったから、もう少し借りても大丈夫かな?という意識です。
消費者金融大手5社の貸付金残高は約3兆円、年間の利息収入は約5000億円、営業利益は年間約2000億円です。従業員数は約1万人なので、1人当り5000万円の利息収入です。
