国を治め民を救う経済を求める

経済という言葉が「経国済民」の略語というのはよく知られています。

 

「国を治め民を救う」という意味です。英語のEconomyはギリシア語のOkonomiaが語源です。OkonomiaはOikos(家計)+Nomein(分配する)が組み合わさっています。倹約しながら計画歴に家計を管理することを意味する言葉です。

 

国歌はなぜ衰退するのか
国歌はなぜ衰退するのか

トランプ大統領の余人には理解できない経済政策で世界は混乱と低迷の時代に入ってきました。

 

経済には二つの意味があると言われます。

一つは「人間の生活を支える」という意味で、もう一つは 「無駄を減らす」という意味です。

 

人の生活が進歩すると、それまでは自給自足でしたが、それでは補えないものが出てきます。すると人は交易によって必要なものを入手するようになります。交易が「人間の生活を支える」のです。

 

人はいろいろなものを欲しますから、交易によって多くのものを入手します。しかし、多くのものが集めても満足はできません。欲しいものを厳選することで、人は充足感を手に入れることができます。つまり、ムダを減らして節約することが幸福につながります。

 

しかし、経済活動は本質的に、地球、生物界、人間社会からの収奪無くては成立しません。このため、経済が社会に過剰な負担になっては長続きできません。

経済は、その語源からして「最小の負担を以って、人間の生活の持続可能性を高める」ものであるべきです。逆に言えば、経済は地球という惑星、広く生物界、そして人間社会などに対して、いかに負荷を掛けない経済なのかが重要です。