「厚狭寝太郎の里おひなさまめぐり」が開催中です。
厚狭商店街の各所でひな人形やひな飾りが展示されて、音楽やダンスなどのイベントが催されています。☞ 山陽商工会議所「厚狭寝太郎の里おひなさまめぐり」
家庭で大きなひな飾りを飾ることも少なくなってきていますから、おひなさまめぐりは好い企画と思います。厚狭(あさ)駅は新幹線も停車する駅ですが、なかなかに田舎です。駅から続く商店街も好い加減に寂れていい感じです。是非、おいでませ山口へ、厚狭へ。

ひな人形は元々は紙でつくった「人形(ひとがた)」だったそうです。乳幼児死亡率の高かった時代に、子どもの健康と無事な成長を祈るための身代わりです。
流しびなは、子どもから自身の災厄を受け取って川を流れていく役割です。
時代が下って、衛生状態や栄養状態がよくなってきたら、ひな人形は子どもの幸せを祈るためのものに代わりました。
豪華な装束の内裏雛(天皇と皇后)が御殿のなかに飾られるようにもなりました。
三人官女に五人囃子、随臣の右大臣と左大臣、従者の仕丁が従います。七段飾りですと、ひな道具(箪笥・長持・鋏箱・鏡台・針箱・火鉢・衣装袋・茶道具などが六段目、重箱の左右に駕籠と御所車が七段目です。
天気が回復したら、おひなさまめぐりに出掛けてみましょうかね。