今日、5月16日は「旅の日」です。
松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出発した日が由来です。旅行記を書き始めることを矢立といいます。芭蕉の「奥の細道」の矢立の日は元禄2年3月27日ですが、新暦に直すと5月16日になるわけです。芭蕉の矢立の句「行く春や鳥啼魚の目は泪」は超有名です。
江戸の千住を出発して、日光、那須を経由して白河の関を超えます。仙台から三陸松島を愛でた後に訪れた奥州平泉がこの旅の北限です。
新圧を経て酒田に至り日本海側を新潟、富山と南に歩いて福井永平寺に参拝した後、岐阜大垣で旅は終わります。
大垣に着いたのは旧暦では8月21日、新暦では10月4日です。
全2400㎞の工程を150日を掛けて歩きました。平均すると1日に15kmですが、道の状況や天候の状況もあるので、1日50㎞以上歩くこともあったそうです。
まあ、現代人にはなかなか真似できませんが、元気に旅を楽しむには健康も大事です。クルマにばかり頼らずに、「小さな旅」を歩いてみましょう。