型破りなことはしてはいけない

著名人が性加害をしたという記事が増えています。

 

還暦を迎えている芸人の方が、過去の性癖によって性加害をしたと、週刊誌が記事にしています。被害者がこの芸人を告訴したというわけではないようですし、この芸人の方は加害があったこと否定しています。しかも、この芸人の方やその周りの方は、このような破天荒な行為をするイメージを売り物にして、笑いをとってきたような気がします。

それでも、この方たちは活動を休止しており、恐らくこのまま引退するだろうと予想されています。週刊誌は大いに部数を伸ばして、大成功のようです。

 

有名になると頭を叩かれる恐れ
有名になると頭を叩かれる恐れ

アメリカではトランプ大統領(77歳)から30年以上前に性被害を受けたという、コラムニスト(80歳)の訴えが裁判所で認められました。トランプ氏による名誉毀損に対して、総額8千万ドル(約120億円)の支払いを命じる評決がでました。

トランプ氏は全く気にしないで、大統領に返り咲きそうな勢いです。

 

古今東西、成功者になるということには、大きなリスクがあります。あなたが成功者になりたいと願うのなら、遅くとも18歳になった以降は、どんな小さな不適切な行為や事象に近づいてはいけません。

 

コンプライアンスという言葉があり、法令遵守と訳されます。しかし、遵守するのは法令だけではなく、成文になっていない暗黙のルールも遵守する必要があります。ここで、難しいのはこのルールがときどき変わることですが、それを言っても仕方はありません。とりわけハラスメントの範囲などは、基本的には拡大されてきていますが、時代によって様々です。

 

また、この芸人さんの件では、更に年配の芸能人の方が、素人を相手にした、支払った金額が少ないからダメだと発言されています。こちらは、明確な法律(売春防止法)違反ですが、今のところ誰からも指摘されていません。暗黙のルールが法令を超えているのです。

 

破天荒という言葉は、今まで誰もしていなかったことをすることですから、絶対に避けるべきです。さらに周りの誰もがしていたとしても、拙いことになるかも知れません。時代の感性に寄り添って、批判されそうなことには近づかないということですね。

 

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