2024年１月から新しいNISA制度がはじまります。
NISAとは、株式や投資信託から得られた利益が非課税になる仕組みです。例えば、金融商品の取引で10万円の利益があった場合、通常は20.315%、20,315円の税金がかかり、手取り利益は79,685円になります。しかし、NISA口座での取引では非課税になるので、10万円がそのまま利益になります。
現在のNISAの仕組みは上のようになっています。つみたてNISAと一般NISAの選択制で、年間投資枠も40万円と120万円、限度額も800万円とかなり小規模に限定されていました。
2024年1月からはじまる新NISAは、非課税枠が大幅に拡充されました。年間投資枠が120万円と240万円になり、限度額が800万円から1800万円に増額されました。
新NISAについて、政府が強調しているのが、「貯蓄から投資へ」の流れを加速し、中間層を中⼼とする層が、幅広く資本市場に参加することを通じて成⻑の果実を享受できる環境を整備することが極めて重要である。ということです。
日本の家計が保有する金融資産は2000兆円を超えています。そのうち、現預金が1100兆円近い巨額になっています。日本人の国民性で、大きなお金が家計に滞留して全く動かないままになっています。それを投資に回してもらいことで、動かしたいということです。
新NISAの周知はまだまだのようですが、将来の資産形成に向けて、検討してみてください。