日本で過去12か月間に亡くなった人の数は、160万人を超えるようになりました。
コロナ騒動前の2019年は139万人でしたから、20万人以上増えています。もちろん、高齢化によって日本で亡くなる人の数は増えていくのですが、年間死亡者数が160万人を超えるのは2030年と予測されていました。7~8年の前倒しとなっています。
![日本の12か月死亡者数の推移](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=341x1024:format=jpg/path/sa3592213af7de219/image/if1bcf4693d55f378/version/1702106894/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE12%E3%81%8B%E6%9C%88%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E8%80%85%E6%95%B0%E3%81%AE%E6%8E%A8%E7%A7%BB.jpg)
右のグラフのように、コロナ騒動のロックダウンで、2020年から2021年上半期までの期間の死亡者数が減少しています。
2021年下半期以降の死亡者数の増加は、コロナ騒動のなか延命された高齢者の死亡が増えたと考えられていました。
しかし、その後も高齢者の死亡は増え続けて2023年1月に12か月間死亡者数が160万人を超えました。その後、最新の9月まで連続して160万人台を維持しています。
そして、増加した死亡原因とされているのは、三大疾病や肺炎ではなく「老衰」です。もちろん老衰という死因は本来はなくて、人が死ぬにはきっかけがあります。老衰という死因の急増が意味するところは、ちょっと恐ろしいです。
日本人数十万人×数年の生存期間の喪失を招いた2020年からのコロナ対応について、何らかの総括をしないといけないように思います。
2019年時点の死亡数の将来推計が下の図です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=683x10000:format=jpg/path/sa3592213af7de219/image/ifb937de7b25c310a/version/1702106574/image.jpg)