星座の和名はわかりやすくて風情がある

このところ、星がとてもきれいです。冬の星座がよく見えます。

 

一番目立つのがオリオン座です。オリオン座の左上(実際はオリオンの振り上げた右手の肩に当たる)赤い星はペテルギウス、右下(オリオンの左足の甲に当たる)とても明るく白い星がリゲルです。ペテルギウスは平家星、リゲルは源氏星という和名があります。

 

オリオン座
オリオン座

オリオン座の三ツ星を一辺とする四角形に小三ツ星を柄にした形を酒桝に見立てた「酒桝星」という和名があります。

酒桝(さかます)は辞書で「 酒、醤油、酢、油などをはかるのに用いる柄の付いた枡」とあります。お祝いのときにお酒を飲む桝とはちょっと違います。

 

オリオンは、ギリシア神話に出てくる狩人で、ポセイドンの息子ですが、どういう経緯でこの星座の名前になったのかは判然としません。

 

W字の形で見つけやすいカシオペア座の和名は「碇(いかり)座」です。W字を船のいかりに見立てたわけです。

カシオペアもギリシア神話に出てくる女性でアンドロメダの母です。まぁ、いかり座のほうがわかりやすいです。

 

 

プレアデスはギリシア神話に出てくる7人姉妹です。和名は昴(すばる)ですが、7つ星の形が羽子板に似ているので、羽子板星といいます。

和名と照らし合わせながら、冬の星座を眺めるのも面白いかもしれませんね。