感染症の専門家。頑張ろう、うぉ~!! って嬉しそう

「第7波」だそうです。「第40波」くらいまでは頑張るぞ!って感じですかね?

 

ロシアのウクライナ侵攻で、あまり顔を見なくなっていた感染症芸人さんたちが、また揃ってマスメディアに登場してきました。お元気でなによりです。マスコミさんも、感染症政治家さんも、ともどもに何としてもコロナの火を絶やさないという執念には敬意を表すしかありません。

 

いろいろ書いて誤解されても嫌なので、国のデータを置いておきます。

 

表は2022年7月19日までの、新型コロナ感染者数と死亡者数です。子供や若者に危険な(少なくとも安全性が確立してはいない)ワクチンを打つ理由はどこにも無いと思います。☞ 厚労省 -データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-

 

上の表で、感染者数=検査陽性者数です。検査の過誤はたくさんありますが、無症状の人が多いこと、新型コロナは弱いウイルスで感染しても抗体ができないことが多いことから、実際の既感染者数を把握できません。普通の風邪と同じに考えれば、感染者の実数はもっと多いと思われます。比較される季節性インフルエンザの感染者数(1000万人)は、検査陽性者数ではなく、推定感染者数です。

 

一方の死者数ですが、新型コロナの死者数は、日本では新型コロナ感染症が死因の方だけでなく、未だに他の死因の方も(何故だか?)含みます。7月13日のアドバイザリーボードの資料(p82~)では、新型コロナ死亡例1770例のうち、医師が死因入力したのは456例しかなく、そのうち約半数の240例が新型コロナ感染症が死因とされています。240÷1770=13.6%です。

 

その他の死因で最も多いのは悪性腫瘍、ついで心不全、誤嚥性肺炎と続きます。新型コロナの死者は後期高齢者に偏っていますから、実際に新型コロナウイルス感染が原因で亡くなった方は死者数の2割未満かも知れません。仮に2割としても、死者数は季節性インフルエンザの平年(流行しなかった年)並み以下です。