国生み神話、大八島。7番目は山口県の周防大島

3日続けてテレビの話でごめんなさい。ブラタモリで「淡路島の宝〜神はナゼ淡路島を“はじまりの島”にした!?〜」というのをやっていました。

 

イザナギとイザナミの二人の神は高天原の神々に命じられて、日本列島をつくるわけです。これが国生みの神話です。国を生む場所が「おのころ島」で、最初に生まれたはじまりの島が淡路島です。なぜ、はじまりの島が淡路島だったのかはブラタモリをご覧ください。

 

沼島の上立神岩
沼島の上立神岩

番組では、淡路島の南にある沼島がおのころ島であった可能性を伝えています。

イザナギとイザナミはおのころ島で日本列島の大八島を生んでいきます。この大八島、つまり大きな8つの島が何かは古事記と日本書紀で記述が異なります。

 

古事記では、淡路島がはじまりの島で、以下2番目に四国・隠岐島・九州・壱岐・対馬・佐渡島・最後の8番目に本州が生まれます。古事記にもいろいろな版があって構成に違いもあるのですが、この8島で日本列島が構成されるのが一般的です。

 

 

日本書紀では、淡路島がはじまりの島なのは同じですが、いわば0番目の島です。大八島は1番目に本州、次に四国・九州・隠岐島・佐渡島・北陸と続き、7番目に周防大島・最後に小豆島の8島で日本列島を構成します。このうち、隠岐島と佐渡島は双子ということになっていますから、出産?は7回です。尚、北陸は本州の一部で島じゃないですから、大八島でなく大八州と書くこともあります。

 

古事記では本州が最後で、日本書紀では本州が最初というのは、どういうことなのか?ちょっと不思議です。日本書紀版の大八島では周防大島(正式には屋代島)が七番目の島です。瀬戸内海の島としては、淡路島・小豆島に次いで3番目に大きな島ですから、およそ妥当なことです。

 

恋愛成就のパワースポット「真宮島」
恋愛成就のパワースポット「真宮島」

新型コロナの緊急事態宣言も明けました。周防大島は瀬戸内海有数の柑橘栽培の島です。これからは、ミカン狩りの季節も到来しますから、周防大島にお越しください。

 

写真の真宮島は、周防大島から干潮時刻の前後3時間くらい海の中道でつながって、渡ることができます。カップルで渡れば恋愛成就すると言われています。

 

見どころ満載、食べどころも満載の周防大島です。おいでませ!山口へ。