パートナーシップの多様性、幸せな夫婦でもいいじゃない?

日本においても夫婦関係などパートナーシップの多様化を広く認めるのがトレンドです。

 

夫婦別姓の議論は容認で固まっているように思われます。事実婚もまさに事実上社会に容認されています。また、法的に認められる異性婚に加えて、同性婚やLGBTsの方のパートナーシップ婚もあります。そもそも婚姻をしない非婚もパートナーシップの一様式でしょうか。

 

パートナーシップの多様性
パートナーシップの多様性

宇部市でも。9月1日から「宇部市パートナーシップ宣言制度」が開始されます。多様性を認めることに異論は全くありません。

 

但し、多様性が善であって、法律婚は守旧的で悪とは言えないまでも見下されるもの、といった傾向には違和感があります。

 

夫婦のパートナーシップとは、人生の伴侶を求めるわけですから、伴侶性が高くなるような選択をしたほうが合理的なわけです。

もちろん、合理的なことが善とは限らないのですが、古来から異性婚が多いのはこれが理由だと思います。

 

伴侶とは一緒に連れだって歩む人のことです。伴侶性が高いというのは、連れだって歩むことが心地よいとか、歩むことでより大きな幸福を感じるという意味です。

 

男女格差是正云々とは言っても、男性と女性には生物学的にも文化的にも大きな違いがあります。男性と女性では、獲得する情報やその情報の受け取り方に違いができます。また、そういうインプットを受けたときのアクションも男女では差異があります。

 

差異があるからこそ、男女の関係は伴侶性が高いわけです。そして、男女のパートナーシップは古来から最も高い頻度で続く型式であり、安定性も高いです。また、ムリな関係性ではない(自然な関係)ので、相互の愛情が純粋です。

 

幸せな夫婦というのが、実は最も多様性を維持したパートナーシップというわけです。祝福しましょう。