あほらしい。平均寿命が大幅に伸びる新コロパンデミック

2020年の日本人の平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64歳となり、ともに過去最高を更新。前年に比べ女性は0.30歳、男性は0.22歳延び、それぞれ9年連続のプラスとなった。

 

【アメリカ】米疾病対策センター(CDC)は7月21日に、アメリカ人の平均余命が昨年1年間で1.5年短くなったと発表した。アメリカ人の平均余命は2019年の78.8歳から2020年に77.3歳に縮まった。CDCは平均余命が縮んだ主な要因は新型コロナウイルスのパンデミックだとしている。

 

日本人の平均寿命の前年対比の増減
日本人の平均寿命の前年対比の増減

新コロパンデミックというデマのなか、日本人の平均寿命がグッと伸びました。馬鹿馬鹿しい限りですが、新コロバブルでウハウハいっている、感染症芸人・マスコミ・地方政治家・関連業界の煽りは終わりそうもありません。

どこからどうみても、日本においてはただの新しい風邪でしかないのですが、重症になる人がいる、軽症でも油断できないと、火のないところに炎を立たせようと必死です。

 

コロナウイルス(新型でないコロナウイルス)は風邪のありふれた原因のひとつで、風邪全体の10~15%を占めていました。日本人は平均年に5回風邪をひいていたので、年間延べで6000万人~1億人がコロナウイルスに感染していたわけです。

もちろん、このなかには重症になった人も、二次的な細菌感染や治療薬の副作用で亡くなった人もたくさんいます。新コロと旧コロに違いはありません。

 

さて、平均寿命です。増減をグラフにしてみました。

2020年の平均寿命は最近の8年間で比較すると特に大きく伸びています。パンデミックで平均寿命が大きく伸びるといいのは、悪い冗談ですね。アメリカのように、平均寿命が1.5年短くなるのが当たり前のパンデミックと思います。

 

グラフをみて気づくのが、平均寿命はときどき短くなるということです。近いほうからみると、2011年に大きく減っています。東日本大震災の影響のようです。

その前年2010年も減っています。これは2010年が、気象庁が「30年に1度の猛暑」と発表した当時としては記録的な暑さの夏で、熱中症などの死亡者が増えたことによります。

☞ 気象庁 2010年夏の日本の平均気温について 

 

その前、2005年に平均寿命が短くなっているのは、インフルエンザの流行によるものです。

☞ 感染症情報センター インフルエンザ 2004/05 シーズン

2004/05シーズンの全国の患者数は約1,770万人。インフルエンザによる関連死亡(インフルエンザによる超過死亡)は、15,100人と推計されています。

 

その前、1999年もインフルエンザの流行です。

☞ 感染症情報センター インフルエンザ 1998/99シーズン

この年の超過死亡は14,000人と推定されています。

 

その前の1995年は、阪神淡路大震災がありました。地下鉄サリンなどオウム関連の事件もあって、日本中に社会不安が蔓延した年です。

 

まぁ、新コロよりインフルエンザのほうが、日本人の健康に影響が大きいわけですが、インフルエンザは社会生活や文化や伝統を壊しませんし、生活習慣病の悪化や自殺の原因にはあまりなりません。