若い人が重症化するという事実は無い、コロナ風邪

何とかしてコロナ騒動を盛り上げなければいけないので、最近は変異種の感染拡大で若い人がどんどん重症化するということを盛んに言っています。ホントかな?

 

「若い人が重症化」で検索してみると、次のような記事がヒットしました。「岡山県で64歳の方が急死」(64歳は若い方なのね)、「フランスで16歳の少女が死亡」(フランスか)、「40歳代前半で既往症のない男性が重症化」(なるほど)、「20歳代の男性に酸素投入」(そうか)、「京都ではエクモ使用する3人のうち2人が30歳代」(エクモは高齢者には使わないものね)・・。試しに皆さんもググってみてください。

 

実際に若い世代が重症化しているか?を調べています。

厚労省の「データからわかるー新型コロナウイルス感染症情報-」というwebサイトをみると以下のようになっています。年代別重症者数のグラフからも、年代別死亡者数のグラフからも、若い人の重症化が進んでいるようには見えません。

なにしろ、男性で40歳未満の重症者はゼロです。女性の40歳未満は2人です。どうも、「若い人」とは、高齢者と呼ばない64歳以下の人を意味するようです。

比較の無いデータは無意味といつも言っていますから、変異種が話題になっていなかった今年初めの年代別重症者数と比べたのが下の表です。普通の感覚でみれば、1月初めと現在で、あんまり変わっていないように見えます。

 

それでも、20歳代と30歳代に1人づつ重症者がおり、40歳代の重症者が11人も増えていますから、「若い世代に重症化が増えている」と言えるのかも知れませんね。

もちろん、40歳代の日本人が1670万人いることを、知らない人であればですが・・。

年代別の重症者数 <20 20’s 30’s 40’s 50’s 60’s 70’s 80<
2021年5月11日 0 1 1 28 42 85 121 76
2021年1月6日  0 0 0 17 53 89 126 68
増減 0 +1 +1 +11 -11 -4 -5 +8

日本には1億2500万人を超える人がいて、1日に2000人以上が生まれ、4000人足らずが亡くなります。今の時点で、130万人以上の人が病院に入院していて、平日なら1日に700万人以上が病院を受診し、250万人くらいが風邪をひいています。

 

結論としては、若い人が過度に気にする必要はありません。「若者が緩んでいる」と恫喝する緑のおばちゃんがいますが、若者が緩まないと子供も生まれず、日本が滅びます。

若者たち、自粛警察の目をうまく盗んで、賢く緩んでくださいね。