毎回同じようなことを書いて恐縮ですが、そろそろコロナ騒動も打ち止めしませんか? マスコミ・感染症専門家・地方政治家の皆さん、十分満足したのではないでしょうか?
最大の問題は、PCR陽性者を感染者と偽っていることです。もはやたいていの日本人が具体的にPCR陽性者を何人か知っています。そしてPCR陽性者の大半が症状が無いか、軽い風邪の症状で元気です。PCR陽性者はコロナ患者ではなく、誰かに感染させるわけでもありません。今日の感染者は○○人という報道が、そもそもデマです。
マスコミは、街に人がいれば憤り、人がいなければ嘆き、どっちにしてもコロナ騒動を煽ります。
感染症芸人さんは、衣装のグレードがどんどん上がります。新ネタの開発にも努めています。
知事さんたちの、芯から嬉しそうな表情は不気味で、ときどき夢にみます。
以下に、4つのペーパーを紹介します。
尚、Ct値とは遺伝子の培養サイクル数です。日本のPCR検査で基準となるCt値40というのは、サンプルの遺伝子を2の40乗に増幅したという意味です。およそ1兆倍です。これだけ増幅するので、サンプルに僅かなウイルスが混入していれば、誰でもPCR検査で陽性判定がもらえます。もちろん症状はでませんし、他人に感染させることはありません。
最初に、「COVID-19 検査法および結果の考え方(2020 年 10 月 12 日)⼀般社団法⼈⽇本感染症学会」です。
この時点で、感染力が失われてもPCR検査では陽性が続くので、これを隔離していると医療がひっ迫する恐れがある。1日でも早く退院させるようにしなければならないと言っています。詳しくは、webページを参照ください。
次に、「富山県内新型コロナウイルス感染症患者からのウイルス分離解析―富山県衛生研究所(IASR Vol. 42 p84-86: 2021年4月号)」です。
PCR検査の陽性者でウイルス培養試験がポジティブ(つまり、感染力あり)だったのは、有症状の人でCt値が30未満、無症状者では25未満だった。しかも、有症状の人は発症から、無症状の人はサンプル採取時から最大7日間で、それ以降は感染性がなくなっていた。その後も有症状の人は最大で2か月もPCR検査の陽性が続きます。このため、他人に感染させることはなくても、ずっと隔離を続けることになる。詳しくは、感染研のwebページを参照ください。
同じような報告で、「新型コロナウイルスVOC-202012/01感染者の陰性確認完了までに要した日数とCt値の推移に関する考察ー神戸市環境保健研究所」です。
VOC-2020 12/01はイギリス型変異株のことです。
イギリス型変異株は、症状が改善し感染リスクがなくなっても、Ct値25以上のPCR陽性が長期間継続する。
神戸市環境保健研究所は、「そのような患者が長期間病床を占有してしまうという大きな問題を抱えている。現在の国内におけるVOCの感染者数増加を受けて、退院基準の再検討が必要であると考えられる」と結論しています。詳しくはwebで。
マスコミの好きな海外の報告もひとつ、「Performance Evaluation of Serial SARS-CoV-2 Rapid Antigen Testing During a Nursing Home Outbreak」Annals of Internal Medicine(2021/04/27)
CDC 米国疾病対策予防センターの報告です。簡単に書けば、抗原検査で陽性且つPCR検査陽性の判定を受けた人でも、感染力が無いということを報告しています。詳しくはwebで。
かいつまんで言えば、日本のPCR検査(Ct値40)は擬陽性者をどんどんつくり、これを隔離して医療崩壊を演出しています。マスコミや政治家、感染症芸人さんにネタを提供しているだけではなく、結果として医療崩壊をもたらし市民の生命を危険にさらします。
PCR検査の陽性の基準をCt値25に変更すれば、PCR陽性者が感染者という定義もギリギリ容認できます。こうすれば、感染者とカウントされる人は大幅に減ります。また、どこの都市でも医療崩壊は起こりません。新型コロナも発生から1年半近くなって、多くの知識や経験が積み重なっています。早く、まともになって欲しいと思います。
これは、参考にpdfも置いときます。