厚労省:新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11+αの知識

新型コロナウイルスは特別に怖い敵ではないのですが、いろいろな事情で3度目の緊急事態宣言が発出されました。厚労省のwebサイトから解説を確認してみましょう。

 

ダウンロード
Covid-19
(2021年3月時点)新型コロナウイルス感染症の”いま”に関する11の知識.pd
PDFファイル 3.3 MB

11の知識

1)日本では、これまでに472,112人が感染と診断された。全人口の約0.4 %。

2)重症化する人の割合は 約1.6%、死亡する人の割合は 約1.0%。

3)重症化しやすいのは、高齢者と基礎疾患のある人。

4)日本の感染者数、死者数は、全世界平均や海外の国と比べてとても少ない。

5)他の人に感染させるのは、発症の2日前から発症後7~10日間程度。

6)他の人に感染させるのは2割以下で、多くの人は他の人に感染させない。

7)飛沫感染や接触感染によって感染するため、3密(密閉・密集・密接)を避ける。

8)検査には、PCR検査、抗原定量検査、抗原定性検査がある。

9)軽症の場合は経過観察のみで自然に軽快することが多い。

呼吸不全を伴う場合には、酸素投与やステロイド薬・抗ウイルス薬の投与を行う。

改善しない場合には人工呼吸器等による集中治療を行うことがある。

10)いま、接種がはじまったのは、メッセンジャーRNAワクチン。

11)感染しやすい、重症化しやすいかも知れない変異株や、ワクチンが効きにくい変異株が世界に広まっている。

 

どこをとっても、これまでの風邪と変わりません。

コロナ関連死と月平均死者数
コロナ関連死と月平均死者数

新型コロナ関連死の日別グラフを描いてみました。対比で、人口動態から各月の日平均の死者数も載せてみました。

人口動態統計は2月まで発表されている)

 

3月のコロナ関連死者数は1日平均29人ですから、おおむね全死亡者の0.5~1.0%くらいになります。日本では、1日に4000人くらいが亡くなります。冬に亡くなる人がつまり、99%以上の人はコロナとは異なる要因で亡くなっています。

 

新型コロナは、俯瞰してみれば、日本では病気に苦しむ人の数も、亡くなられる人の数にも悪い影響は出ていません。病院の空きベッドは増えており、死亡者数は減っています。

 

生まれる子供が極端に減ったので、人口減少が加速していますが、これは新型コロナウイルスが悪いわけではありません。

 

安倍首相が「少子高齢化という国難に立ち向かう」として衆議院を解散したのが2018年10月です。(今年の10月で任期満了になる)

このときの出生数の低下は、前年対比2.9%でした。コロナ騒動で、いまは12%以上の出生率低下となっていますから、国難どころではないですね。

 

コロナ関連死と月平均自殺者数
コロナ関連死と月平均自殺者数

上のグラフだと、コロナ関連死者数が少なすぎて見えないので、大きくしてみました。比較として、警察庁が公表している月別の自殺者数から1日平均の死者数を表示しました。(3月まで)

 

コロナ関連死を年代別にみれば、90歳以上が全体の24%、80歳代が42%(80歳以上で67%)です。

一方で、60歳未満は3%です。若い世代では、健康被害はほぼありません。

 

あまり、心配しないことです。