コロナ騒動、ブラックジャックになりたかったのに

コロナ騒動に、お医者さんたちが参入してきた理由が、最近になってわかってきました。

 

実は、お医者さんが、コロナ騒動を煽って、国民に不安を燃え上がらせる本心(深層心理かな?)が、これまではよくわからなかったのです。しかし、最近になって、マスコミに登場するお医者さんたちの発言から、その真意が垣間見えるようになってきました。そう、みんなブラックジャックやドクターXになりたくて、医師になったのですね。

 

ブラックジャックになりたかった
ブラックジャックになりたかった

日本は美しい海、山、湖、など世界有数の自然に恵まれ、明確な四季があります。

日本では、誰でもが清浄な空気、水、安全な食品を摂取できます。

日本人は、礼儀正しく几帳面で、他人を思いやる人たちです。

日本人は、不健康な習慣を持たず、肥満や過度の喫煙飲酒もおこないません。

日本人は、他人との交流を好み、明るく朗らかで、適度な運動もします。

日本では、誰もが自分が選んだ医療機関を受診することができます。

日本人でも年をとると具合の悪いこともおきますが、医療機関で適切なケアを受けます。指示にしたがって、まじめに薬を飲み、体操などにも取り組みます。

日本では、健診の結果によって生活習慣についての指導を受けることができます。日本人は保健指導の指摘に従って、生活習慣を改めます。 

 

医療技術は近年大きく進歩してきました。多くの病気が治療でき、予防もできるようになりました。がん治療の進歩は目覚ましく、がんは今や死に至る病気ではなくなりました。医薬品の進歩もあり、医学用機器の改良も進みました。内視鏡手術などの進歩で、開腹手術の機会も大きく減りました。除菌や除ウイルス技術の革新も進んでいます。

 

日本は世界一の長寿国となりました。健康寿命の長さも世界一です。つまり、日本人は世界一元気です。新型コロナウイルスくらいの弱い敵には負けないくらいに・・。

 

これらの結果、現在の日本では急性期医療のニーズが大幅に減少して、慢性期医療と介護緩和ケアに医療資源の大半が投入されるようになりました。 

多くの病気を治せなくなる頃
多くの病気を治せなくなる頃

医師の役割が、治すこと・救うことから、痛みを和らげること・癒すこと・支えること、そして看取ることへと移りました。

 

生活者にとっては、働ける間は健康(健幸長寿)で仕事に精を出して、年を取ったら大した痛みも感じずに旅立てるのが、望ましいことです。

 

でも、医師の本分は治すこと・救うことです。「先生、お願いですから助けてください」と泣きすがる家族を前に、「私に任せれば大丈夫です」と言いたいから医師になったわけです。ところが、最近は・・・・。

 

コロナ騒動は、日本において急性期医療のキャパシティーが縮小していることを明らかにしました。日本人が世界で最も健康なので、急性期医療の需要が減っているのですから、当然のことです。でも、ブラックジャックやドクターXを目指して医師になったお医者さんたちは、少しガッカリしていたようです。

 

いま、コロナだといえば、80歳でも90歳でも100歳でも、治す・救うという対象になります。テレビに、顔にモザイクを掛けた超高齢者と思われる人に、何人もの医療従事者が治療をしている様子が映しだされました。透明なビニール袋に入れられて、何本かの管がつながっています。緊迫感に包まれた画面ではありますが、何か違うなぁと感じます。

 

コロナ患者とされた高齢者は入院すると、家族にも連絡がとれないそうです。医療従事者の必死の努力には敬意を表するものの、家族に囲まれて、手を握られ、声を掛けられながら、静かに逝きたいなぁと思います。