ネットニュースで、韓国の大学生2000人余りに、「尊敬する歴史上の人物」をアンケート調査をした結果が掲載されていました。
1位が柳寛順、2位が安重根、3位が金九。以下、李舜臣、世宗大王、尹奉吉、安昌浩、尹東柱、蔣英実、丁若鏞の順だそうです。1位の柳寛順は、3.1運動で活躍した独立運動家で「朝鮮のジャンヌダルク」と呼ばれる女性です。映画や小説などで有名ですが、実際の行動はよくわかっていません。
日本の大学生が尊敬する人は誰なのか?と思って、ネット検索してみると、テレビ朝日が番組企画でアンケートした「現役 東大生・京大生が選んだ『スゴイと思う日本の偉人 ベスト40』というのが、2015年11月のもので最も新しいようでした。
結果は以下です。(アンケートの対象は日本人且つ故人)
1位が坂本龍馬、2位が織田信長、3位が徳川家康、4位が杉原千畝、5位が伊藤博文、以下、湯川秀樹、野口英世、伊能忠敬、聖徳太子、関孝和 と続きます。
11位以下も面白いので載せると、11位が吉田松陰。以下、卑弥呼、勝海舟、夏目漱石、太宰治、福沢諭吉、吉田茂、 川端康成、源頼朝、津田梅子となっています。
日本の現役学生が尊敬する人物の5位が伊藤博文公です。その伊藤公を暗殺した人物を、韓国の学生が2番目に尊敬しているのです。日韓の関係は、若い世代であっても、なかなかに理解できない、難しい問題だと思います。
偉人伝を読んで、その人の生き方を学び、それを真似ていくのはよいことだと思います。但し、そのまま真似るとヤバそうな人もたくさん選ばれていますね。
日本の学生さんのアンケートでは、山口県に縁のある伊藤博文公と吉田松陰先生の2人が選ばれています。松陰先生の生き方は素晴らしいですが、そのまま真似ては、いい人生は送れそうにありません。
一方で、伊藤公の生き方を学び、真似ることは大いに奨められます。
伊藤公の出身地である山口県光市に「伊藤公資料館・伊藤公記念公園」があります。
とても不便な田舎にある小さな施設ですが、伊藤公の原点がよくわかります。Go To キャンペーンを利用して、訪問してみてはどうでしょう。”おいでませ、山口へ!”