周防灘には島が少ない

今日はお昼からは天候が回復してきました。周防灘は青空の下、キラキラして綺麗です。

 

瀬戸内海は水面積は小さいですが、国際的にも重要な内海です。瀬戸内海は、東西に450㎞の長さがあります。一番東が、大阪湾です。その西が、淡路島で隔てられて播磨灘です。小豆島と備讃瀬戸を通過して、備後灘と燧灘(ひうちなだ)。しまなみ海道を通過すると安芸灘、周防大島を越えて伊予灘となり、最も西が周防灘です。

 

2万年前の瀬戸内海
2万年前の瀬戸内海

2万年前の瀬戸内海をみると、大阪湾は紀淡川から太平洋に注ぎ、播磨灘、備後灘と燧灘はそれぞれ汽水湖でした。

西は周防灘と安芸灘から伊予灘、豊後水道を経由して太平洋へとつながっています。

 

もっと、以前は瀬戸内海は完全に陸地だった(海水面が今より、ずっと低かった)わけです。その後、海水面の上昇と、紀伊水道と豊後水道の沈下が起こって、約6000年前に現在の瀬戸内海の形になったそうです。

 

瀬戸内海といえば、多島美です。瀬戸内海沿岸の多くの場所から見る風景は、大小の島々が重なり合い、その間を船が行き交うといったものです。現在では、この島々を結ぶ、いろいろな特徴を持つ橋梁も魅力になっています。

 

ただし、周防灘には、意外に島が少ないのです。山口県の中央部から西では、海を眺めるとすぐに九州です。国東半島の両子山、宇佐・中津・豊前市街の背景に英彦山。山陽小野田市以西では北九州空港に関門橋などが、綺麗に見えます。

瀬戸内海といっても、いろいろなんです。

 

少々不自由なお盆休みですが、おいでませ、山口へ!

国土地理院の地図(周防灘)
国土地理院の地図(周防灘)