山の日。登山者激減だからこそ遭難注意

今日は山の日です。お盆が近づいて、例年ならば夏山シーズンが終盤に入る時期です。

 

今年の「山の日」は、コロナ騒動で大きく様変わりしています。富士山をはじめとして、多くの人気登山道が閉鎖されて、南アルプスなどでは大半の山小屋も休業しているそうです。このため、登山者は激減しています。遭難件数も大幅に減っているのですが、その分だけ山行の危険が増しています。

 

山旅日記byYAMAP「東鳳翩山」にリンク
山旅日記byYAMAP「東鳳翩山」にリンク

詳しい統計はまだないのですが、昨年と今年の1~7月を比較すると、山岳遭難件数は半減しているようです。

山に入る人が減っているので、遭難も減っているわけで当然です。

 

ところが、死者行方不明数は2割減くらいにしかなっていないということです。遭難率が上がっています。

山に人が少ないので、万一遭難した場合に助けてくれる人もいないというわけです。

また、緊急時に逃げ込む山小屋にも人がいないわけですから、山行も難しくなっています。

是非、万全の準備でお出かけください。

 

そこで、低山・里山歩きの出番です。まぁ、この際無理せず楽しく山に行きましょう。

山口県の西部では、全行程が10㎞前後、標高差500m前後で、登山道の整備がきちんとされている、といったルートがいくつかあります。

 

お奨めは、萩往還を経由して東鳳翩山に登るルートです。

実際に行ってみたかったのですが、台風が近づいているのでstayhomeとします。YAMAPのサイトを参照します。上の写真から、YAMAPのwebサイト「山旅」にリンクしています。

 

東鳳翩山は、山口市と萩市にまたがる、標高734mの素敵な山です。よく整備もされていますし、眺望も効きますから、気分はよいと思います。

萩往還は、江戸時代に萩に入封された毛利氏が、瀬戸内海に素早く出られるように、萩城(指月城)から防府(三田尻港)までの間に敷設した石畳の道です。歴史の流れを体感できます。

 

クルマで登山口まで行けば、東鳳翩山への上り下り全行程で所要4時間くらいです。

お帰りは、湯田温泉の名湯に浸って帰れば、更によいでしょう。

おいでませ!山口へ