新型コロナより子宮頸がんにワクチン投与を!

新型コロナウイルスは日本ではリスクがありませんでした。しかし、マスコミや関係者は、このまま終わると商売あがったりなので、特効薬やワクチンの話題で必死につないできます。

 

特効薬はアビガンとレムデシベルです。ワクチンもすぐにも完成して治療に使おうという勢いです。専門家と称する人が、「ワクチンができるまで新型コロナ禍は終息しない」などと、必死に危機感を煽っています。そんなことなら、新型コロナ肺炎より、はるかに重要な子宮頸がんにワクチン投与をできるようにキャンペーンをしてはどうでしょうか?

 

日本産婦人科学会webサイトにリンク
日本産婦人科学会webサイトにリンク

右に日本産婦人科学会のwebサイトをリンクします。子宮頸がんワクチンの投与推奨が止められている状況を何とかするべきです。

 

その前に、新型コロナウイルス感染症の特効薬についてです。

アビガンは新型インフルエンザの治療薬として開発されたものです。残念ながら効果が確認できずにお蔵入りになりましたが、何故か政府が買い上げて備蓄していたものです。強い催奇形性があり、妊娠期の女性だけでなく、精液を通して女性に移動するので男性も使用は危険です。サリドマイドと同じです。

 

レムデシベルの効果は中国の治験では認められませんでした。製造元のアメリカの製薬会社の治験では効果があったそうです。日本で使用した場合の効果も危険性は今のところよくわかりません。しかし、何故か厚労省が特例承認しましたので、使用されることになります。

今後、重症者つまり主として既往症のある日本人の高齢男性に使われて、はじめて副作用の事例が蓄積されていきます。どうして日本で実験しなければならないのかは謎です。

 

ワクチンの開発には全く期待していません。日本のように、新型コロナウイルスのリスクがほとんどない国で、数か月で完成させた信頼性の低いワクチンを投与することはないでしょう。

 

1976年2月に米国ニュージャージー州で豚由来の新型インフルエンザによると思われる1人の死者が出ました。感染者も数百人規模で増えていきました。そこで、米国ではその年の10月に早くもワクチンの集団接種を開始しました。

ところが、接種ををはじめてすぐに、ギランバレー症候群を発症するものが多発します。結局、2か月足らずのワクチン接種によって全米で500人が発症して30人が亡くなりました。そして、新型インフルエンザによる死者は最初の1人だけだったのです。

 

治療薬でもワクチンでも、一定の割合で副作用があります。毎年6000万人以上が摂取するインフルエンザの予防接種では、120人くらいに重篤な副作用があるそうです。

 

この副作用の存在は日本では訴訟リスクを伴います。もし、120人が国や製薬会社を相手に集団訴訟を起こした場合に、どういう結論になるでしょうか。何万人かがインフルエンザによる死から免れたとしても、訴訟は受理され裁判になります。

 

新型コロナの治療薬やワクチン開発では、いまから副作用がでるのを期待している人すらおりそうです。今のマスコミなどの論理では、副作用の大きさを大幅に拡大して報道すると容易に想像します。結果として、薬害を認めて国や製薬会社が敗訴する可能性もありそうです。あまり言うと問題もありますが、薬害訴訟や医療訴訟で儲けようと考える人も一定の数おります。菅厚労大臣の薬害エイズ事件のように、政治家がうまく利用する場合もあります。

 

ところで、ワクチン訴訟では、子宮頸がんワクチンの問題があります。日本で毎年1万人が罹患し。3千人近くが亡くなる子宮頸がんは、大変重要な問題です。しかも、亡くなるのは若い世代の女性です。誤解を恐れずに言えば、肺炎で高齢者が亡くなるよりずっと重大です。

子宮頸がんには効果が確認されているワクチン(HPVワクチン)があります。世界中で使用されているのですが、日本では使用が推奨されていません。薬害訴訟になっているからです。

 

子宮頸がんワクチン接種でも、副作用が出ることはあるでしょう。しかし、リスクトレードオフという観点から、HPVワクチン接種から得られるベネフィットは極めて大きいと考えられます。ニュースというのはレアケースを取り上げます。罹らなかった病気や助かった命にニュースバリューはありません。政府は訴訟を恐れて積極的にワクチン接種を推奨できないまま、多くの若い女性が亡くなったり子宮を摘出することになっています。

 

WHOは子宮頸がんは排除できる疾病で、近い将来には歴史の教科書でしか見られなくなると言っています。実際に、日本以外の多くの国で子宮頸がんは克服されようとしている病気です。

昨日のブログに書いたように、日本の新型コロナ肺炎死亡率が世界一低いのは「日本の誇り」ですが、子宮頸がん死亡率が世界一高いことこそが「日本の恥」です。

 

マスコミは、この際、HPVワクチンの接種を推奨するキャンペーンをこそ、実施してはどうでしょうか? ちょっとは、新型コロナ騒動で国民を扇動した罪滅ぼしになります。

是非、正しい情報を提供してください。そして、男性も含めてHPVワクチンの接種を呼び掛けてもらいたいと希望します。新型コロナとは、けた違いに重大です。

保健指導リソースガイド webサイトより
保健指導リソースガイド webサイトより