やなせたかし、アンパンマンに助けてもらおう!

アンパンマンはやなせたかしさんが昭和48年に創作したキャラクターです。

 

昭和63年に「それゆけ!アンパンマン」というテレビアニメになって大ヒットしました。このとき、やなせたかしさん既に68歳でした。漫画家としては超遅咲きですが、それまで舞台美術や演出、雑誌編集やライター、それに作詞家としても活躍していました。作詞の代表作が「手のひらを太陽に」です。

 

やなせたかしさんのお墓
やなせたかしさんのお墓

♪ぼくらはみんな 生きている

生きているから 歌うんだ

ぼくらはみんな 生きている

生きているから かなしいんだ

手のひらを太陽に すかしてみれば

まっかに流れる ぼくの血潮

ミミズだって オケラだって アメンボだって

みんな みんな生きているんだ 友だちなんだ(^^♪

 

当時41歳だったやなせたかしさんは、テレビ番組の台本を書いていました。その番組内で流すために自らが作詞した曲です。

 

いずみたくさんが曲をつけました。このとき歌ったのは、先月93歳で亡くなった宮城まり子さんです。ねむの木学園を創設して福祉事業家としても多くの功績を残しました。

いずみたくさんは、坂本九さんの”見上げてごらん夜の星を”など多くの楽曲を残しましたが、平成4年に62歳で亡くなりました。

坂本九さんは昭和60年に日航機墜落事故で亡くなりました。まだ43歳でした。

 

それゆけ!アンパンマンの作詞ももちろんやなせたかしさんです。

 

♪そうだうれしいんだ 生きるよろこび たとえ胸の傷がいたんでも

なんのために生まれて(うまれて) なにをして生きるのか(いきるのか)

こたえられないなんて そんなのは いやだ!

今を生きることで 熱いこころ燃える だから君はいくんだ ほほえんで

そうだうれしいんだ 生きる よろこび たとえ胸の傷がいたんでも 

ああアンパンマン やさしい君は いけ!みんなの夢まもるため(^^♪

 

作曲は三木たかしさんです。歌は双子姉妹の歌手ユニット、ドリーミングです。ドリーミングはそれゆけ!アンパンマンでCDデビューしましたが、妹の寺田嘉代さんが昨年亡くなり今は姉の千代さんが一人で活動されています。

三木たかしさんは黛ジュンさんのお兄さんでもあります。非常に多くの楽曲を残しています。

”津軽海峡冬景色”や”夜桜お七”など演歌のイメージが強いのですが、西城秀樹さんの”ブーメランストリート”なども三木さんの作曲です。”時の流れに身をまかせ”などテレサ・テンさん曲の多くはアジアで知らない人がいないくらい有名です。平成21年に64歳で亡くなりました。

西城秀樹さんは一昨年63歳で亡くなりました。テレサ・テンさんは平成7年に42歳で亡くなっています。

 

やなせたかしさんは平成25年10月13日に94歳で永眠されました。