新型コロナ、結局ただの肺炎とどう違うのか?

品質管理の基本は「比較」です。比較をしないデータに意味がありません。

 

結局のところ、新型コロナウイルス感染症とそれ以外の肺炎との違いが判らないままです。コロナウイルス(新型じゃないコロナ)には誰もが感染したことがあります。肺炎にまでなることもあります。特に高齢者では多いです。肺炎になると苦しいことは、誰でも知っています。科学者には、新型コロナとそれ以外の肺炎の違いを説明して欲しいです。

 

肺炎
肺炎

現時点の厚生労働省のデータによると次のようになります。

PCR検査実施人数:89,551人

PCR検査陽性人数: 7,465人

死亡者      :      109人

致死率(死亡者÷陽性者)1.46%

 

この数字だけを見せられて、恐れろ!恐れろ!と言われても、一般にはなかなか難しいです。

検査をすれば陽性人数が増えることは、言葉が悪いですが誰にだってわかります。新型コロナウイルス感染症がどれほど恐ろしいのか、リスクを把握させて欲しいです。

 

2018年の数字で示しますが、日本では1年間に1,362,470人が亡くなっています。原因が無く亡くなる人はいません。老衰という死因は実際にはなく、肺炎とか心臓麻痺とか敗血症で亡くなった後期高齢者にわざわざ死因をつけることもないので老衰としているだけです。

 

つまり、1日当りで3,733人の日本人が亡くなっているのです。このうち、呼吸器系疾患で亡くなる人は1日当り524人です。狭義の肺炎だけでも1日に251人が亡くなっています。

新型コロナ感染症では、2か月間で109人が亡くなったわけですが、同じ期間に肺炎で少なくとも1万5千人以上が亡くなっているわけです。新型コロナウイルスによる肺炎と、それ以外の肺炎の恐ろしさの比較をして欲しいです。

 

「比較」する提案としては次のようなことです。簡単にできます。

厚生労働所のデータによると、この間にPCR検査を受けて陰性だった人が82,086人います。検査実施人数89,551人-陽性者7,465人の差です。

この陰性だった人のうち、検査時に有症状だった人が、今どうなっているのかを調べて比較するのです。当然ですが、亡くなっている人や重症の人がいるはずです。そのPCR検査陰性者の致死率が陽性者の1.46%とどのくらいの差があるか、症状にどのような違いがあるのか、を示すことが最低限必要と思います。 

 

【参考】

厚労省の患者調査によれば平成29年10月に肺炎で入院中の人は35,600人でした。

同調査で肺炎患者の平均入院日数は27.3日となっています。

1年間に複数回入院する人もいると思いますので、およそ1年間に40~47万人が肺炎で入院していることになります。そして2018年の1年間で91,615人が肺炎で亡くなっています。