緊急事態宣言から2週間後を予想する

日本政府は4月7日に新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言をしました。

 

「人と人との接触機会を最低7割・極力8割削減して、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせて減少に転じさせる。このため、緊急事態宣言をおこなった都府県では外出自粛・営業自粛をすることを求める。」ということです。2週間後の日本の状況を簡単に予想します。

 

下のグラフが現在の新型コロナウイルスの発生状況(厚生労働省の発表)です。3月20日以降のデータです。3月20日以前はPCR検査が件数(同じ人を複数回測定することがある)だったのが、これ以降は検査人数になってます。

 

検査件数が増えてきています。PCR検査の陽性率も高くなっていて、陽性者が増えています。このPCR検査陽性者のことを感染者と呼んでいます。陽性率が高くなっている理由は推測できますが、ここでは置いときましょう。

 

新型コロナウイルス感染症の状況(4月9日現在)
新型コロナウイルス感染症の状況(4月9日現在)

このデータを素直に並べると2週間後(4月20日前後)の日本の新型コロナ感染症の発生状況は以下です。

PCR検査件数(累計)120,000人(4月9日:64,387人)

PCR検査陽性者数   11,000人(同:4,768人)・・「感染者が1万人を超えます」

新型コロナ関連死亡者   110人(同:85人)・・「死者が100人を超えます」