意外に健闘した1月の貿易収支

1月の日本の貿易収支は、1兆3千億円余りの赤字でした。むしろ、意外な健闘か?

 

実を言えば、米中貿易摩擦で世界経済が急減速しているという報道をもとに、1月の貿易収支はもっと悪くなるような気がしていました。結果は、昨年の1月との比較で輸出が2.6%減少し、輸入が3.6%の減少です。輸出より輸入の減少の方が大きいので、貿易赤字は1千億円余り減っています。

 

門司港
門司港

輸出でみれば、前年同月から1400億円余り減っています。減っている金額の内訳は、アメリカ向け810億円、中国向け570億円、韓国向け450億円となっていて、この3か国で1,830億円になります。

つまり、この米中韓の3か国を除いた世界の国への輸出はむしろ増えているということになります。ヨーロッパ、中東、豪州などへの輸出は増えているのです。

 

輸入のほうは、前年同月から2400億円余り減っています。減っている内訳は、中国から990億円、アメリカから790億円、オーストラリアから660億円、韓国から140億円などです。輸出が減っていることと、日本が人口減少社会になっていることから輸入は継続的に減っていきます。

 

新型コロナウィルスの影響が2月以降出てくるかと思いますが、1月の結果は予想以上に堅調でした。日本だけでなく上海をはじめとした海外市場の株価も安定していますので、世界経済の先行きもそれほど大きなクラッシュにはつながらないかも知れません。