新型コロナ正しく恐れる、そもそも人の致死率100%

新型コロナウィルスは「正しく恐れる」ことが肝心で、冷静な対処が求められます。

 

そもそも人の致死率は100%で、どんな人でも必ずいつかは死にます。私の年齢ですと、1年間に0.5%(200人に1人)が亡くなります。1年で日本人の死亡は約140万人、1日にすれば3800人が亡くなります。尚、肺炎で亡くなる人は誤嚥性肺炎を含めて約13万5千人と死亡の1割弱です。毎日300~400人が肺炎で亡くなっています。

 

ウォーキング(ちょるる)
ウォーキング(ちょるる)

テレビのCMでやっているように、肺炎は死亡原因の第3位です。そのうちで約95%が高齢者です。高齢者は体力が衰えていて、呼吸器系に慢性疾患を持っている人が多いので、肺炎が死につながりやすいのです。

 

肺炎になる原因は、細菌(肺炎球菌など)ウイルス(コロナやインフルエンザ)による感染です。

感染する場所は、市中あるいは院内のどちらかです。「市中感染が広がるとヤバイ」とか「院内感染は排除しなければならない」とか言われますが、感染しないほうがいいと大袈裟に言っているだけです。

感染経路は飛沫感染・接触感染・空気感染です。

 

肺炎になる前段階で風邪があります。風邪は肺より手前の鼻や咽喉、気管支が炎症を起こした状態です。

日本人は平均すると年に4~5回は風邪をひくそうです。延べにすると6億例です。

風邪は死因にはならず、重症化して肺炎となって死に至るわけです。繰り返しですが、毎日300~400人が肺炎で亡くなります。

 

風邪の原因も細菌かウイルスです。ウイルスが原因の方が多くて90%くらいだそうです。原因となるウイルスで最も多いのがライノウィルスで、次に既知のコロナウィルスです。風邪のウィルスには200種類以上があります。検査すればどのウィルスに感染しているかはわかりますが、面倒なので普通は検査しません。もっとも、6億例を検査することもできません。

 

風邪を治す薬がないことも知られています。風邪薬は葛根湯のように初期に使う薬は発熱発汗を促すものもありますが、総合感冒薬では熱を下げたり、鼻水やくしゃみを防いだり、咽喉の炎症を和らげるなどで、風邪の症状を緩和するだけです。

 

さて、新型コロナウィルスです。風邪の症状から重篤な場合に肺炎を引き起こす。高齢者や慢性疾患がある人が重篤化しやすい。治す薬が無い。人から人に感染する。というのは、これまでの風邪のウイルスと全く同じですから、当たり前のことを言っているに過ぎません。

 

問題は、新型コロナウィルスがこれまでのウィルスとどう違うのか?ということです。これは、現時点ではよくわかっていないので恐れる必要はあります。但し、「正しく恐れる」こともまた必要です。

 

というわけで、手洗いはしっかりしましょう。それに加えて、ちゃんとした食事、十分な睡眠、適度の運動で体力を上げていくこと。高齢者の場合は、慢性疾患に対するケアを怠らないことが大事ですね。