営業に使える心理法則<抜粋>

トランプ大統領が国賓として訪日されていて、日本のおもてなし振りが話題です。

 

全体としては、トランプ大統領の訪日は日本国民に好感を持って受け入れられているようです。トランプ大統領は、就任当初から尊大で不遜な印象もあって、世界の安定のためには厄介な人物と思われていました。しかし、裏表が無くて(本当にそうかは?)考えていることがわかりやすい人物のように思えて、日本人からの人気も高まりました。

 

米国 トランプ大統領
米国 トランプ大統領

日米貿易交渉の成果などは、ちょっと置いといて、おもてなし外交から、営業に使える心理法則を抜粋して整理しておきます。

 

1)ランチョン・テクニック:軽い昼食を取りながら営業するテクニックです。昼食に限らず、相手にとって緊張せず心地よい場を提供すると、提案を受け入れてもらいやすくなります。

 

2)辺報性の原理:人から何かしらのことをしてもらうと、「お返しをしなくては申し訳ない」というような気持ちになります。自分だけが利益を得ているという状態を避けようとするのが人間の本能です。営業活動では最も重要な心理法則です。

 

3)希少性の法則:人は手に入りにくいもの、滅多にないものの価値を大きく感じて、是非欲しいと思います。世界に1人しかいないemperor(天皇陛下)に、令和最初の国賓として、祝意を表すというのは、二度とないことです。

 

4)接触効果の原則:接触回数が多いほうが、好い印象を与えるという原則です。人は何度も同じものを見たり聞いたりすると、それを好きになります。日米のトップは2年半の間に、11回の面会しての会談、30回以上の電話会談、5回のゴルフをしました。

 

5)シンメトリーの法則:首脳会談でも皇室での面会、さらに記者会見でも、左右対称が心掛けられています。平等な二国間関係ということもありますが、左右対称は人の心を落ち着かせます。写真にあるように、トランプ大統領は両手を同時に上げて語る姿をよく見せます。ちょっとしたテクニックです。

 

日々の営業活動に活用できるといいですね。