消費増税に伴う軽減税率導入で何かと話題のイートインですが、逆手にとって積極拡大を図ってみてはどうでしょうか?
消費税が8%から10%(標準税率)に増税になりますが、飲食料品の消費税は8%(軽減税率)に据え置かれます。この飲食料品に外食とアルコールは含まれないというルールがあります。そこで、コンビニやスーパー、パン屋さんやお菓子屋さんなどのイートインで食べることを前提として購入する場合は、10%の標準税率になります。
軽減税率を適用するために、イートインスペースの使用を控えてもらうという動きもあります。しかし、この際ですから積極的にイートインスペースを利用してもらうという戦略が良いかも知れません。
地方のスーパー・パン屋・菓子店では、店舗に空きスペースがあるお店は多いです。消費税2%分以上のサービスを提供することで、消費拡大にできる可能性は大きいです。
この機会に、イートインスペースを見直して、積極的に店内飲食をしてもらうことを考えてはどうでしょうか。
大して難しいことは必要ないです。できるだけ、投資金額も抑えられるように考えます。
本格的なレストランではないので、机や椅子は中古品で構いません。多少不揃いでも、問題ないでしょう。そのほかの什器としては、今よりちょっと大きめの電子レンジを複数台設置する。分別回収できるゴミ箱を置く。くらいだと思います。飲料のカップ型自販機を置いたら、もっといいかも知れません。
お店に滞在する時間が長くなれば、ついで買いの機会にもなります。地域の方の社交スペースになることも期待できます。これから「イートイン」という言葉にますます注目が集まってきます。逆手にとってイートインスペースを充実させて、「10%消費税かかるけど、我が店でイートインはいかが?」キャンペーンをするなんて、いかがでしょうか?