ちょっと待って、確認させて

滔々と持論を述べて、切れ目が無い人というのがおります。うまく遮らないと怒られます。

 

上司や目上の人に、こういうタイプの人がいると厄介です。必ずしも共感できない内容を延々と聞かされるので困ります。無暗に反論でもしようものなら、お怒りを買ってしまいます。そこで、半分耳を閉じて右から左へと聞き流すというのも一つの方法です。それより、もう少し洗練された方法が「ちょっと待って、確認させて」という問いかけ術です。

 

話が長い
話が長い

聞かされている方としては、とにかく一旦は話を遮りたいのです。持論といっても、週刊誌やネットからの受け売りの安っぽい話だったりします。これまで何回も繰り返して聞かされた話で、耳にタコのこともあります。最悪なのは、相手の誤解や知識不足から、その持論に納得できないときです。

 

そこで、話を遮るスマートな方法が「ちょっと待って、確認させて」です。あなたからたいへん興味深く、有益なお話を聞かせていただき、感謝しています。ただ、私の能力が足りないので、一旦話を切って、これまであなたがお話になってきた内容をこのタイミングで確認させてください。というわけです。

 

もちろん、内容を確認といっても、相手の話が論理的に整理された話でないことが多いので、とりあえず最後の辺で相手が言ったことをそのままリピートします。「・・・とおっしゃったのは、・・・ということですよね?」といった感じです。

 

これなら、相手の方も話を遮られたという不満を持ちません。むしろ、そうかそんなに真剣に話を聞いてくれているんだと、感謝されるかも知れません。

確認させてもらうと言っても、相手側が要約して確認の材料を提供してくれるわけです。そうなると、話をしている本人のほうが再確認して(ほとんど期待できないですが・・)論理の矛盾に気付く可能性だってあります。

 

ちょっと、試してみましょう。