同級生の10人に1人くらい亡くなっている

同窓会誌に同級生の訃報が掲載されていて、ショックを受けています。

 

もう35年以上会ったこともありません。かろうじて年に数回、SNSの「いいね」でつながっていました。体の大きな男で、頑健な部類だと思っていました。

さて、私と同じ年に日本で生まれた男子は82万5千人です。現在、その年齢の日本人の人口は74万4千人ですから、8万1千人減っています。

 

生存数の推移(男)(平成27年)
生存数の推移(男)(平成27年)

日本人の人口なので、国籍を替えた人も含まれるわけですから、正確なことはわかりません。しかし、大雑把には10人に1人くらいが鬼籍に入っているというわけです。

 

自分の人生のいろいろなグループで考えても、確かに10人に1人の割合では亡くなっていると数えられます。

一方で、この年齢の平均余命はまだ25年ほどあります。どう考えるかは微妙です。

 

厚生労働省が5年毎につくる生命表から生存数の推移を載せてみました。

出生者が10万人あったとして、その年の年齢別死亡率に沿って亡くなるとした場合の生存者数のグラフです。現在の状況を示しているわけではないことには注意です。

 

男性の平均寿命(=生まれたばかりの男子の平均余命)は80.75歳です。これは、算術平均値なので、若くして亡くなる人もいますからちょうど半分の人が亡くなる中位値の年齢は上がって83.76歳になります。昭和22年の生命表では中位値は58歳くらいですから、日本人は随分と長生きになったものです。

 

この生命表によると、私の年齢の人が1年間で亡くなる確率は0.56%です。1/180ですから、まぁ心配するのは止めときましょう。この後、年齢が1歳上がると0.61%、10歳上がると1.47%、20歳だと3.8%という死亡率になります。

このデータをみて、意外とまだ先の人生は長いとみるか、そろそろ始末をつけはじめないといけないと思うか、どちらでしょうか?