下関のふぐはランク外、圧倒的1位はあの・・

全国のふぐ水揚げ量は約5000トン。下関のふぐの水揚げ量は130トンほどでランク外です。

 

ふぐ(天然のふぐ)の水揚げ量は、北海道(約600トン)・島根県(約500トン)・石川県・福岡県と続き、山口県は5位(約200トン)です。ちなみに、養殖ふぐは、全国で約3500トンで、その半分が長崎県。以下、熊本県・兵庫県・香川県・大分県・愛媛県・佐賀県と続き、山口県は100トン足らずで8位です。

 

下関はあんこう水揚げ日本一
下関はあんこう水揚げ日本一

下関市での水揚げが圧倒的1位なのは、あんこう(鮟鱇)です。

よく「西のふぐ、東のあんこう」と言いますが、ふぐの水揚げ日本一は北海道で、あんこうは下関なんですね。

 

あんこうの全国の水揚げ高は水産庁もまとめていないので不詳です。どうも、年間1200トン前後のようですが、その2/3に当たる800トンほどが下関で水揚げされています。

 

下関は「あんこうの街」としても宣伝に努めているところですが、まだまだふぐほどの認知度には届いていません。

下関のあんこう鍋は、味噌仕立てで後味があっさりとしていて美味しいそうです。東日本のあんこう鍋は肝などを溶いて濃厚な味付けなので、かなりイメージが違うとのことです。

ということで、冬の味覚あんこうを賞味しに、「おいでませ 山口へ!」

☞ やまぐち映像図鑑 「あんこう料理 下関市」

 

さて、実は今日のブログの主体はタイトルにあります。

「下関のふぐはランク外、圧倒的1位はあの・・」

 

こういう中途半端な書き方で、興味を煽るやり方を「ツァイガルニク効果」というのだそうです。心理学で人にとって「未完了のことは、完了されたことよりも緊張感が持続しやすく、記憶に残りやすい」という効果です。

この効果がよく知られている現在では、Web広告の半分はこれを利用しているそうです。

 

試しにYahoo!を開いてみると、確かにその通りです。

ここで、私が見た画面の広告を書くと、過去の閲覧履歴を知られてしまうのかなぁ?と思うので止めときます。皆さんも自分で確認してみてください。

 

ちなみにですが、あんこうの口はでっかいです。あんこうは水深200~500mの海底に棲んでいます。あんこうに限らず深海に棲む魚ほど口が大きくなります。

これは、海が深くなるほど食べるものが少なくなるので、餌を取り逃がすことのリスクが大きいのだそうです。逆に、餌が豊富にあるところに棲む生き物ほど、口は小さくなるそうです。また、口が大きいと素早く動けないので、速く動く生き物ほど口が小さいとも言えるそうです。