鳥取市に行く機会はあまりありませんが、城下町の雰囲気が濃い、よい街です。
雪が降ると大山(伯耆大山)に通っていた時期があるので、<スキーじゃなく登山です>鳥取県には何度も行きました。しかし、鳥取県東部、旧国名で言えば因幡に行く機会はあまりないですね。鳥取市は因幡・伯耆2国32万石の城下町です。
鳥取県は人口56万人。日本で最も人口の少ない県です。
鳥取県には市が4つしかありません。一つが鳥取市(人口19万人)、米子市(15万人)、倉吉市(5万人)、境港市(3万人)です。まぁ、圧倒的に自然豊かな地域です。
ちなみに、県庁所在地の人口レースは激戦です。10月1日現在の推計値で、鳥取市は人口190,090人で、最下位の甲府市189,589人と僅か500人の差です。我らが山口市は、195,600人で45位です。
もっとも、山口市が鳥取市や甲府市の上に出ているのは広域合併をしたからです。県庁所在地で面積が1000㎢を超えているのは、静岡市・富山市・札幌市と山口市だけです。したがって、人口密度ランキングでは山口市はぶっちぎり最下位です。~残念!~
話が横道に反れました。鳥取駅から宇部に戻るのですが特急の出発時刻まで少し時間があったので鳥取の町をぶらぶらしてみました。もう暗くなっている時間なので、大きな通りだけです。鳥取市は因幡と伯耆2国と治める鳥取藩の城下町です。
江戸時代を通して、岡山藩・姫路藩と同じく池田氏が統治しており、初代藩主は池田光政(池田輝政の孫)です。鳥取藩32万石は石高でみると、全国でも11~13番目になる大藩です。
鳥取の中心市街は城下町の雰囲気をしっかり残しているように思います。永く続いている店舗が軒を連ねています。今どきでは珍しい模型屋さんとか表具屋さんとかミシン屋さんとか、つい覗き込んでしまうようなお店がたくさん並んでいます。
城の外濠を兼ねて引き込まれた袋川沿いの並木も風情があります。鳥取城の建物は、鳥取県が島根県に編入された明治10年頃に破却されて、今はありませんが城山(久松山)はどこからもよく見えます。
鳥取は、よい街です。