ジャカルタでアジア大会が開催されています。競泳やバトミントンなど日本勢が大活躍です。
そのアジア大会では、狭義にはスポーツのカテゴリーには入らないマインドスポーツのカテゴリーからチェス・囲碁・シャンチー(中国象棋)・ブリッジが正式競技となっています。また、コンピューターゲームのe-sportsが公開競技となっています。
アジア大会でのマインドスポーツは、2006年のカタール・ドーハ大会でチェスが採用されたのが最初です。
2010年の中国・広州大会では、チェス・囲碁・シャンチーの3種目に増えました。
前回2014年の韓国・仁川大会では、マインドスポーツの競技はおこなわれませんでした。
今回の2018年のインドネシア・ジャカルタ大会では、北京で開催された3競技に加えて、ブリッジが追加されて4競技に増えました。更に、e-sportsが公開競技としておこなわれます。
次回の2022年は中国・杭州大会ですがe-sportsが正式種目となることが発表されています。
日本代表の2010年広州大会の成績は以下です。
チェス:男子・個人で小島 慎也選手が21位、山田 弘平選手が39位。女子・個人で内田 成美選手が21位。
囲碁:男子・団体(山下 敬吾、井山 裕太、髙尾 紳路、山田 規三生、結城 聡、秋山 次郎)が
3位銅メダル。女子・団体(鈴木 歩、吉田 美香、向井 千瑛、大澤 奈留美)が4位。
シャンチー:男子・個人で所司 和晴選手が17位。女子・個人で池田 彩歌選手が8位。
囲碁で日本のトップ棋士が参加して、男子銅メダルがありますが、全般的に振るわない結果です。ちなみに、シャンチーは男子が18人・女子が8人で争われたものです。チェスは男子46人・女子38人が参加です。
背景は不明ですが、今回のジャカルタ大会ではこの3競技に日本代表はエントリーしていません。代わりに、新たに競技に加わったブリッジに13人の選手がエントリーしています。
まぁ、ブリッジというゲームがどんなルールなのかも知らないのですが、アジア大会初のメダルを目指して奮闘してもらいたいものです。
次々回の2026年のアジア大会は名古屋で開催されます。マインドスポーツやe-sportsがどのように開催されるのかは、不明です。名古屋は藤井聡太七段のお膝元ですから将棋が開催されたら盛り上がるでしょう。
e-sportsも、発想や技術では本来は日本のお家芸だったような気もします。カジノを含むIR云々より、インバウンド効果が高いかも知れません。