志を立てて、以って万事の源となす

吉田松陰先生の言葉なのですが、山口県の村岡嗣政知事がよく引用されます。

 

村岡知事と立石選手
村岡知事と立石選手

昨日は、宇部市の北部の中山間地域を舞台にして「くすのきカントリーマラソン」が開催されました。この地域は、元は厚狭郡楠町でしたが、平成の大合併で宇部市に編入されました。まさに、カントリーを走る大会で、起伏に富んだコースで一部には未舗装の道なんかもあります。

 

フルマラソンのエントリーが男子994人・女子88人、10kmと2km(小学生)を合わせて1865人というこじんまりした大会です。

田舎ですから、沿道で応援する人も多くないですし、ランナーが少ないので、15kmくらいを過ぎるとほぼ単独走になってしまうほどです。長閑でいい大会だと思います。

 

この大会のゲストランナーとして、フルマラソンに元安川電機の立石慎治さん、10kmには村岡知事が参加されました。立石さんは2014年に引退していますが、昨日のレースでは2時間28分台と一般参加の1位の選手を14分も上回るという、えげつない走りを魅せました。一方、宇部市出身の村岡知事はゲストランナーの役割をしっかり果たされました。

 

それはさておき、こんなところで村岡知事にお会いできるとは、ちょっと驚きです。村岡知事の動静は県庁のウェブサイトで広報広聴課が少し公開しているのですが、あまり詳しくありません。また、知事の公式ウェブサイトの更新も滞りがちです。

どうも、他都道府県の知事と比べて情報発信が少ないような気がしています。もう少し、各市町でお見掛けしてもいいように思っていましたので、よかったです。

 

さて、冒頭の「志を立てて、以って万事の源となす」ですが、村岡知事が訓話でよく引用されています。「何事であっても志を持たなければならない。志を立てることが全ての源となる。」ということです。

松陰先生26歳のときに、15歳で元服を迎えるいとこの玉木彦助(玉木文之進の嗣子)に送った言葉です。全くその通りで、大事なことだと思います。

 

 

ちなみに、マラソンの結果は5時間10分22秒でした。志は5時間だったのですが・・。