ナイトタイムエコノミーは成功しないかな?

火をつけたいのは、政府?、NHK? ナイトタイムエコノミーが注目されていますが・・

 

ナイトタイム
ナイトタイム

「ナイトタイムエコノミー」は夜の時間帯に行われる経済活動のうち、主に遊興に関わるもので、「夜遊び経済」とも言われます。

 

日本を訪れる外国人旅行者(特に欧米人)の不満は、日本では「ナイトライフ」を楽しむことができないということだそうです。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、ナイトタイムエコノミーを活性化させようという動きです。何故だか、NHKの番組でやたらと取り上げられているような印象があるのですが?気のせいでしょうか。

 

確かに、東南アジアの国では、夜間に開催される音楽や演劇のイベント、バーやクラブの深夜営業、夜店(ナイトマーケット)の営業など、夜の時間帯に楽しめる遊びが充実しています。欧米人は日本に直接来て帰る人ばかりではなく、アジアの他の国も回ってくる人も多いと思いますから、そういう不満は理解できます。

 

しかし、現在の日本でも東京や大阪の一部の繁華街には「眠らない街」と言っていいようなところがあります。それで、十分なような気がします。日本はアジアに位置する国ですが、逃げ場の無い島国という特性もあって、文化的に少し異なるように思います。 

そもそも、欧米でも先進国では夜の遊び場はかなり限定的な存在ですし・・。

 

生活時間調査(NHK 2015)
生活時間調査(NHK 2015)

右のグラフは、NHKが5年に1度実施している国民の生活時間調査から、その時間に睡眠をとっている人の割合を示したものです。

工場の交代勤務や、24時間営業店舗などで夜間に働く人など、確かに夜起きている人も多いのですが、やはり少数です。

 

ナイトタイムエコノミーにあまり前のめりにならないようにしたいですね。平成27年の風営法改正の際に議論になったように、あまりに過剰な規制は緩和して適正化するという程度に止めるべきかなぁと思っています。