「おもてなし」とまでは言わないが・・

山口県のサービス業には、残念ながら「おもてなし」とはほど遠い実態があります。

 

接客
接客

このブログでも何度か苦言を書いてきましたが、山口県のサービス業には残念なところがたくさんあります。

これは県民性としか、言いようがないのですが、何とかしたいものです。

 

お正月で賑わう県内の大型交通機関に行きました。うろうろしていたら、時刻は夜の7時半です。

普段は乗客ばかりですが、帰省してきた家族の送迎に来ているお客さんが加わります。おそらく、乗客数の2~3倍にはなっているでしょう。

お土産物もたくさん売れるはずです。出会いや別れで、もう一品買うとか食べるとか、お店はかき入れ時です。さぁ、どうなったと思いますか?

 

お土産物の販売コーナーは、午後8時までが営業時間と表示されているのですが、7時45分より前に蛍の光が流れ始めて、お片付けがはじまります。お客さんが陳列をみていて、商品を手に取っているのにです。商品をレジに持って行ったお客さんに、販売員さんが、なんと「もうレジ締めたから売れない」・・唖然です。店を閉めた後にレジを締めるのではないですか?

そして、7時50分には、中にお客さんが残っているのに、大きなシャッター(横引き)を閉めはじめて、早く出ろと言わんばかりです。どうやら、8時の営業時間というのは販売員さんの勤務時間という意味だったようです。・・・「働き方改革」では先進県なのかな?

 

一事が万事とは言わないまでも、同じような光景を県内各地の観光地や商店街で見てきました。大きなイベントでたくさん県外や海外のお客さんをお招きしたときの光景を、このブログで書いたこともあります。同じような苦情は、県外や海外の多くの人から聞いています。

 

山口県(長州藩)民は維新を成し遂げたとか、宰相を数多く輩出しているとか、プライドがとても高いです。結束力も強く、保守的で、外部からの人を受け容れ難いところがあります。また、家計が豊かな経済力を持ち、物価も安いので生活水準が高いということもあります。上昇志向・中央志向が強く、外に打って出ることは積極的です。それなのに、身近に素晴らしい資源があることには無頓着です。

 

サービス業でも、首都圏に販売するとか海外に売り込むというテーマはたくさん出てきます。しかし、遠くからお客様に来ていただくとか、お店にお招きするという発想にはなかなかなりません。この結果、大河ドラマとか各種イベントで盛り上げても、県内インバウンド需要は増えないままです。

何とか、山口県内への流入を増やす。もう一度訪れたいやまぐちにする。というふうに、変えていければいいなぁと思っています。