永世竜王は最後のチャンスか?羽生棋聖

竜王戦の第4局で羽生棋聖が渡辺竜王に勝って3勝1敗として永世竜王に王手です。

 

羽生棋聖の最近10年間の戦績
羽生棋聖の最近10年間の戦績

将棋界で空前絶後の大天才:羽生善治さんも47歳です。

 

羽生世代のなかで1歳年長の佐藤康光さんは将棋連盟の会長ですが2012年に王将位を失ってからは無冠です。

同級生の森内俊之さんは永世名人の称号を持つ強豪ですが、今年A級陥落と同時にフリークラスに移りました。(もう名人を目指しませんということです。)

丸山忠久さんも昨年の三浦九段のスマホ騒動で繰り上げで竜王挑戦をして、久しぶりに活躍を見せましたが、タイトルは2003年以降は獲得していません。軽妙なトークで人気の先崎学さんは、病気療養中です。

 

羽生さんと同様に、中学生プロ棋士の藤井聡太四段の活躍にも見られるように、将棋の能力は若い時代に開花します。20歳代後半がピークと言われます。

それから20年間、トップの実力を維持し続けている羽生さんですが、戦績をグラフにしてみると勝敗が拮抗するようになってきました。常に複数のタイトルを保持してきた羽生さんですが、今年になって王位と王座の二冠を若手棋士に奪われて、現在は棋聖のみです。

 

そんななかでの、竜王位挑戦です。今期、竜王を奪取すると通算7期となって永世竜王の称号を得ます。これで、将棋界の七大タイトル全ての永世称号を獲得して、史上初の永世七冠の達成です。現実的には最後のチャンスのように思えます。

 

このブログでも何度か引用させてもらいましたが、羽生語録は秀逸です。一芸に秀でた人の言葉には、新鮮な驚きや発見がありますし、重みがあります。最後の1勝を積み上げて、永世七冠を達成してもらいたいと思っています。

 

「夢は目指した時から目標に変わる。」

「10年、20年、30年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だ。」